膝の痛み・正座が出来ない 50代 女性

初診H28.11

症状: 何年も前に正座の姿勢が取れない状態に気づき、そのままにしていたら3週間程前から歩行による荷重時の痛みが現れた。病院で膝に水がたまっている(関節水腫)ので抜きましょうと言われ抜いたが数日経つとまた水がたまる。痛み止めの注射を打っても症状はよくならず、その注射自体痛いので打ちたくない。


見解・処置: 膝蓋跳躍テストにより関節水腫が著名であり膝蓋骨周辺の外側広筋・内側広筋の過緊張により老廃物の流れが悪くなり水が滞っている。よって筋緊張と水腫により膝関節の屈曲が物理的に困難になっている。

膝蓋骨下部の膝蓋靭帯の硬結が荷重時の疼痛を引き出している。荷重時に本来筋肉の柔軟性による緩衝作用が働くのだがこの患者さんは作用せず関節に負担が掛かる事により水がたまる原因となっている。水抜き作業だけでは何の解決にもならない。

初診、2回目でしっかり筋緊張を取り除く施術を行うだけで3回目の来院では完全に片足に体重を乗せるとまではいかないが外見上ではしっかりと正座が出来るまでに回復。


経過: 筋硬結に対する手技で痛みも徐々に回復していくにつれ、筋力の重要性に気付かれご自身の意思でなるべくウォーキング、自転車に乗るなど積極的に取り組まれた結果現在では水もたまる事もなく、痛みなく歩行出来るまでに回復。


整骨院 plant

MT-MPS(筋・筋膜性疼痛症候群に対する徒手療法)を主体とした本格的な治療院 体の軸となる「幹」その種を植える(plant)場の提供、症状に対し施術者と患者様対等に話し合い計画(plan)を立て適切な治療を進めていくという思いを込めて

0コメント

  • 1000 / 1000